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WordPress(ワードプレス)のカスタマイズをしていて、本番サーバーで作業をしている際に、画面が真っ白になることがたまにあります。
そこで、以前MacにMAMPで作ったローカル環境に本番と同じ環境を構築したのですが、本番の環境をそのままローカルに持ってくるとWordpress(ワードプレス)で使われているファイルパスが違うため、画像などが表示ができなかったりします。
(Mac)MAMPにWordPressを入れてテスト用サーバーを準備してみた。
原因はファイルパスが絶対パスでDB(データベース)に書かれているためです。
そこで、便利な『Search Replace DB(サーチ プレイス データベース)』を使ってDB(データベース)にある絶対パスの内容を書き換えてしまいます。
その便利な『Search Replace DB(サーチ プレイス データベース)』の使い方のご紹介です。
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Search Replace DB(サーチ プレイス データベース)とは
DB(データベース)にあるデータの文字列を検索して、任意の文字列に変更してくれる便利なツールです。
変更する文字列の対象が多い場合は【Search Replace DB(サーチ プレイス データベース)】を使うと簡単に変更できます。
似たようなツールに【Better Search Replace(ベーター サーチ リプレイス)】というものがあります。
(WordPress)【Better Search Replace】httpからhttpsへSSL化に変更する時に便利なプラグイン
こちらは、Wordpress(ワードプレス)がURLで接続できることが条件です。
今回の作業だと、そもそもローカル環境にあるWordpress(ワードプレス)へDB(データベース)に書いてあるURLが違うためで接続ができないので、Search Replace DB(サーチ プレイス データベース)を使います。
Search Replace DB(サーチ プレイス データベース)の使い方
Search Replace DB(サーチ プレイス データベース)の事前準備
最初に、ローカル環境を本番サイトと同じ環境にします。
本番サイトのデータをコピーにてローカル環境に入れてもいいですが、『htaccess(エイチティーアクセス)』ファイルを修正しないといけません。
なので、オススメはローカル環境にWordpressをインストールしてから、本番環境の『wp-content』のみダウンロードしてローカル環境に入れるのがいいです。
『wp-content』に画像とプラグインが入っていますからね。
必要なものはこれだけだと思います。
あとは、本番環境のDB(データベース)をダウンロードしてローカル環境のDB(データベース)に入れて下さい。
Search Replace DB(サーチ プレイス データベース)のダウンロード
Search Replace DB(サーチ プレイス データベース)を利用するためには、Search Replace DB(サーチ プレイス データベース)のサイトへ行きます。
Search Replace DB(サーチ プレイス データベース)のサイトへ行ったら、画面を下へスクロールすると必要事項の入力項目があります。
Database Search and Replace Script in PHP
最初にある『Knowledge check』で書かれている内容はこんな感じです。
このスクリプトを受け入れると、セキュリティ上のリスクになる可能性があります
I understand that this script must not be left in a public facing web server
このスクリプトを一般向けのWebサーバーに残してはならないことを理解しています
I am a developer and I know what I’m doing!
私は開発者であり、自分のやっていることを知っています。
このツールのリスクを理解して使ってねって言ってます。
この3つにチェックを入れて、名前をメールアドレスをいれます。
ニュースレターのチェックは任意でいいと思います。
最後に【Submit】を押すと、登録したメールアドレスにダウンロードリンクが届きます。
届いたメール本文の【here】というところからダウンロードできます。
Search Replace DB(サーチ プレイス データベース)の設置
先ほど、ダウンロードした圧縮ファイルを解凍すると、『Search-Replace-DB-4.1.1』というフォルダができます。
解凍してできた『Search-Replace-DB-4.1.1』というフォルダをローカルのWordpress(ワードプレス)のフォルダの中に移動させます。
※「wp-content」「wp-admin」などと同じフォルダの階層です。
Search Replace DB(サーチ プレイス データベース)でDB(データベース)の置換
設置したSearch Replace DB(サーチ プレイス データベース)へアクセスします。
今回はローカル環境なので、【http://localhost/wordpress/Search-Replace-DB-4.1.1】へアクセスします。
※『wordpress』というフォルダの中にWordpress(ワードプレス)をインストールしています。環境に合わせてURLを変更してアクセスして下さい。
アクセスすると、上記の画面が表示されます。
【SearchReplace】
『replace』に「本番サイトのURL」、『with』に「ローカルサイトのURL」を入力します。
【DataBase Detail】
ローカル環境のデータベース情報を入力します。
「wp-config.php」ファイル内でDB(データベース)情報が指定されていれば、ここは自動で入力されるはずですが、ローカルDB情報①のところは自動で入力されない場合があります。
自動で入力されていない場合は、DB(データベース)情報を入力します。
【Which Tables】
全てのテーブルを置換するので、『all tabels』にチェックを入れます。
上記の項目を入力したら【Let’s go】にある『Do a safty test run』を押してテスト実行します。
『Do a safty test run』は実際に置換はされませんが、どの項目が置換されるのかわかりますから、必ず最終確認をします。
どのテーブルの項目が何個か置換するのかが表示されます。
項目のテーブル名をクリックすれば、詳細がわかります。
上記にエラーが表示されていますが、『OpenGraphGetter』の箇所がエラーになっているらしく、『Yoast』というプラグインに影響が出るみたいですね。
僕は『Yoast』というプラグインは入れていないので、無視しています。
入れている方はダウンロード用のメールに『Search Replace DB 3』のダウンロードリンクもあるのでそちらを使ってみた方がいいかもしれません。
テストに問題がなければ、【Search and Replace】を押して置換を実行します。
置換が完了したら、テスト環境にアクセスして問題ないか確認します。
Search Replace DB(サーチ プレイス データベース)の削除
最後に、Search Replace DB(サーチ プレイス データベース)を削除します。
今回はローカル環境なので置いておいてもそこまで問題はありませんが、実際にサーバーで作業をしてこのファイルが残ったままの場合、アクセスされたらDB(データベース)を書き換えられる恐れがあります。
そのリスクも考慮してファイルは削除します。
Search Replace DB(サーチ プレイス データベース)の画面から削除できるので、そこから削除します。
先ほどの【Search and Replace】ボタンの下にある【delete me】を押します。
すると、Search Replace DB(サーチ プレイス データベース)のファイルが削除されます。
ファイルは削除されますが、フォルダは残ったままなので、残るのが嫌な場合はサーバーから削除しましょう。
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Search Replace DB(サーチ プレイス データベース)のまとめ
ローカルでもいいのでテスト環境は必要だと思います。
その際に、同じ環境でも違う部分を簡単に変更できるので、今回使ったSearch Replace DB(サーチ プレイス データベース)は便利なツールですよ。
でも、サーバーで使う場合はくれぐれも注意して使って下さい。
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